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解散発表からの一週間


【GARNET CROW livescope 2013 ~Terminus~】

ツアーライブ最終公演の開演前、関西から来た友人と久しぶりに会いました。
私の友人を紹介し合ったりして、楽しい時間を過ごしましたね。
「お互いライブを楽しみましょう!」と言って別れて。
まさかその後、泣き顔で会うとは思ってもみませんでした。


私が参加した東京公演2日目、このツアーライブの最終日。
最後に由利さんより、GARNET CROWの解散が発表されました。


「最後のライブに来てくれますかー!」
「盛り上がってくれますかー!」
由利さんのその声に、腕を上げて応える客席。
私もきっとその一人だったのでしょう。
記憶はおぼろげです。
まだ「解散」という言葉をきちんと理解できずにいました。
周りに合わせてただ、「おー!!」「行くよー!!」と声を出していた気がします。

メンバーがステージから去り、沸き起こったGARNETコール。
いつもと違う雰囲気の中、会場を出る人たち。
泣き声もざわめきも、遠くから聞えてくるようでした。
感覚として、会場内が興奮状態であることは分かりました。
私はぼんやりと、目の前のバーに体をあずけていました。
そっか、解散かぁ。
目の前のバーに手をついて、ふと下を向きました。
瞬間、涙があふれてきました。
顔を上げられないまま、人の足が右から左へ流れていくのを見続けていました。
こちらをうかがいながらの人もいたでしょう。

しばらくすると、前列にいた友人が来てくれました。
私の涙が止まるまで、背中をさすってくれていました。

会場を出ると、中とはまた違った雰囲気でした。
もしかしたら、このあたりでやっと私も周りを見られるようになっただけかもしれません。
いつものライブ後の興奮とはかけ離れた世界でした。
うずくまって泣く人、泣きながら電話をする人…。
そこには「悲しみ」が広がっていました。

ライブ会場の近くで、友人たちと「ラストライブ」について話をしました。
会場を出るときにさっそく配られた、ラストライブツアーの告知チラシ。
3日間あるうち、競争率が高いのは当然3日目でしょう。
ファンクラブ枠で取れるのかどうか。
出来れば3日間とも行きたい。
都合はつけられるだろうか。
大阪は遠いなぁ。
今日のライブに来ていない友人に知らせなくては。
てか、なんで解散なんだろう。理由は何なのか。
そういえば今日のライブは最初から変な感じがした。
もうヤフーニュースに出てるよ。
直接「解散」の言葉を聞けた私たちは幸運なんだろうね。
・・・

寒空の下、変な興奮状態の私たちの話は、なかなか終わりそうにありませんでした。
みな、友人たちと離れたくなかったのだと思います。
私もこのまま家に帰れないなと思い、友人宅に泊めてもらいました。
どうして「解散」なのだろう。
そんな話を、結論なんて出ないまま、何度もくり返していました。

次の日は、今にも泣き出しそうな、という表現がぴったりの空模様でした。
こんなときまでGARNET CROWらしい。
そう思って、また泣きそうになったのを覚えています。


次の週、月曜日からの一週間はとても長く感じました。
ライブに参加した友人たちとのメールで、なんとか冷静さを保っていましたね。
気を抜くと、「あの瞬間」がよみがえります。
日常の中でも、変に関連付けては涙が出そうでした。
私はこの一週間、今まで毎日開いていたSNSのサイトを開きませんでした。
ネットでGARNET CROWの記事を見ることも避けていました。
あの日から、自分が混乱していることは重々承知していました。
なので、外からの情報を入れないほうがいいのではないかと思ったのです。
ともかく自分の気持ちと向き合おうと思いました。

私は、自分自身に驚いていました。

いつかこんな日が来ると考えなかったわけではありません。
その時はもちろんがっかりはするだろうけれど、すぐに受け入れられる。
どっぷりとGARNET CROWにハマっていた時期でもないし。
一つのバンドがただ解散するだけ。
そう思えると、信じていました。

これから新曲が聴けない。
ライブもない。
GARNET CROWに会えない。
GARNET CROWがなくなってしまう。

「GARNET CROWはもう生活の一部、自分の一部だから」
そんな風に笑って言っていたのは、比喩ではなかったのか。
こんなに苦しいなんて。こんなにつらいなんて。
ここまで、日常生活を送ることが困難なほど、GARNET CROWに依存していた。
その事実に驚きました。


金曜日の夜、長かった一週間がやっと終わったことに、少しだけほっとしました。
なんとか乗り切れた、と。


解散発表後初めて、SNSのサイトを開きました。
すると、解散の発表直後に、友人たちから心配する声が届いていました。
同じGARNET CROWファンの方からも。
本当にありがたかったです。
私が解散についての記事を書くと、そこにも気遣うコメントが寄せられました。

相変わらず涙ぐむことが多くありました。
眠れなくて、いつまでもGARNET CROWのことが頭から離れない夜もありました。
けれど、私ただ一人が悲しんでいるのではない。
そのことを思うだけで、少し心が軽くなりました。



今週も乗り切れた。
しばらくは、そうやって一週間が終わるたびに思っていましたね。
その中でもやはり、最初の一週間は特別な時間でした。
ずっと忘れないと思います。

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コメント

とても心情が伝わりました。

こんばんは。

けいさんのお気持ちが痛いほど伝わってくる記事でした。
ここまで細かくはっきりと書くのはとても辛かったのではないでしょうか。

ライブに行っていない私にかける言葉ってないような気がするのですが、けいさんが残しておきたいと思ったことをしっかり受け止めたとお伝えしたく、コメントします。

計り知れないほど切なく悲しい思いを抱かれましたね。
直接メンバーの口から聴いたことは、解散を予想していなかったのであれば、より衝撃的だったと思います。

以前メンバーは‘楽曲あっての自分たち’といったような言い方をすることがありましたよね。
その控えめな考え方は、クリエイター集団と呼ばれる皆さんらしいなと思っていたんです。
でも解散によって活動がなくなり会えなくなることは、たとえこれまでの作品があったとしても、どうしたって寂しいことだと思いました。
‘作品があってメンバーがいてこそのGARNET CROWなのに楽曲だけじゃ・・・と悲しい気持ちが拭えませんでしたね。
(適した言葉がなかなか思いつかなかったんですが、文章の意味伝わりますでしょうか・・・?)

私も、ファンの方が書いているブログを読んではみんな辛いんだと、行き場のない思いを少しずつ消化していっていました。

自分の気持ちと向き合って事実を受け入れるまで、とても大変だったでしょうね。
時折無性に悲しくなって泣いたこと、今でもやっぱり忘れることはできないものです。

奈里さんへのお返事

奈里さん、おはようございます!

この記事は、自分でも驚くほどすらすらと書いていました。
そのあと何度も手直しをしましたが、大元は最初のままです。
思い出しながら、ではなく、今も自分の中にそのまま残っているような感じでしたね。

あの衝撃は大変なものでしたが、やはり「一人ではない」という気持ちが大きな支えになりました。
奈里さんもそうだったのですね。
ライブに不参加だとしても、ファンが皆つらい時期をなんとか乗り越えてきたことに変わりはないと思いますよ。
忘れられない記憶ですよね。

このメンバーで楽曲を作り出して、それを披露してくれる。
GARNET CROWはずっとそうあり続けるのだと信じていました。
「楽曲は生き続ける」という言葉も、分かってはいるけれども、メンバーも一緒にいて欲しかった。
私もそんな風に思っています。

この記事を読んでくださりありがとうございました(^^)
受け止めました、という言葉が本当に嬉しかったです!

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