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「Marionette Fantasia」と、「クルミ割りとネズミの王様」(3/4)


この[モチーフ]記事も今回で3回目です。
今回も「クルミ割りとネズミの王様」の内容を書いています。
未読の方はご注意くださいね。

過去の記事は、こちらのリンクからご覧いただけます。
【1回目】【2回目】


マリーはクルミ割り人形の案内で人形の国に来ていました。
大きな湖では、貝の乗り物でバラの香りに包まれながら進みます。
そこでバラの波に見入るマリー。
波の一つひとつから愛らしい女の子の顔がのぞいて、マリーに微笑みかけていたのです。
それはまさしく、おじさんの「硬いクルミのお話」に登場したお姫様でした。
マリーは嬉しくなって、「お姫様がいるわ!」とクルミ割り人形に話しかけます。
しかし、クルミ割り人形はため息をついて言いました。
「あれは姫ではなく、あなた自身の可愛らしいお顔ではないですか」と。
それを聞いて、マリーは恥ずかしくてたまらなくなりました。・・・


 la- la- la- la- la-
 私に似た あの人へと
 手を差し伸べる あなたを思う
 交差した世界の中で ah-

マリーにはバラの波に映る自分の顔がどのように見えたのでしょうか。
クルミ割り人形に「あなたの顔です」と言われても否定していません。
そしてクルミ割り人形もまた、マリーの言うお姫様の存在を否定していないのです。
実在するマリーと、お話の中だけだったはずのお姫様。
この世界ではもう、「現実」と「夢」とが交じり合ってしまっていることが分かります。
これが「交差した世界」なのでしょう。


物語に戻ります。

マリーとクルミ割り人形はお菓子の都に着きました。
門をくぐると、「王子様、ようこそ都へお帰りくださいました!」と出迎えられます。
マリーは、クルミ割り人形がこの国の王子様だったことに驚きました。

大きな広場では、大勢の人たちが楽しそうに騒いでいました。
砂糖で出来た家やジュースの噴水もあります。
そして城の美しさには、マリーが声を上げるほどでした。
城壁の上には花束がまかれ、屋根にも無数の金銀にきらめく星がちりばめられていました。
クルミ割り人形は姫である妹たちに、マリーが命の恩人であり、心が立派な方であると伝えました。
姫たちは涙を流してマリーに感謝します。

マリーは姫たちと一緒に食事の支度をしました。
クルミ割り人形は、ネズミの大軍との戦いの様子を詳しく話し始めます。
マリーは話を聞いているうちに、その言葉や周りの音が遠ざかっていくのを感じました。・・・


 やさしい音色に
 まばゆい光
 心ん中に 秘められた
 愛しい人は 目の前で笑う
 確かな marionett fantasia

マリーは大好きなクルミ割り人形と過ごします。
不思議な、美しい世界。
そこはマリーにとって夢ではなく、確かに存在する世界なのでした。


もう少し物語を進めますね。

マリーが目を覚ますと、自分のベッドに寝ていました。
家族に昨夜の話をしますが、夢だと言って誰も信じてはくれません。
そこでマリーは、クルミ割り人形がくれたネズミの王様の7つの冠を見せました。
とても素晴らしい細工を見て、お父さんとお母さんはマリーに詰め寄ります。
この冠をどこで手に入れたのか、と。
正直に話しても信じてもらえず、きつく叱られて泣きじゃくるマリー。
そこに、クルミ割り人形を直してくれたおじさんがやってきました。
お父さんから話を聞くと、笑って言いました。
「その冠は、私がマリーの誕生日にプレゼントしたものですよ。忘れたのですか?」
それを聞いて、マリーはおじさんにも訴えます。
けれどおじさんは、不機嫌に「なんてばかな」と言うだけです。
お父さんにも怖い顔で、ふざけるのはやめなさいと言われてしまいます。

それからマリーは物思いにふけりがちになります。
心をこらして、あの素晴らしい国の光景を見ているのでした。
そんなマリーの姿に周りからは、夢ばかり見ている子だとなじられることも。

ある日、マリーはクルミ割り人形を見つめ、無意識のうちに口走りました。
「あなたが本当に生きているなら、あなたの姿をさげすんだりしない。
私のために美しい姿でなくなったのだから」と。
その途端、マリーは気を失って倒れてしまいました。・・・



あらすじばかり追っている記事で申し訳なくなってきましたが、次回で最後となります。
物語と曲の世界について、私なりの解釈を書ければと思っています。
どうぞ最後までお付き合いくださいね。

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