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「Marionette Fantasia」と、「クルミ割りとネズミの王様」(2/4)


七さんのインタビューによるとこの曲は、作詞前から制作陣とイメージが一致していたそうです。
そういう曲もあったのかと、ちょっと驚きました。
私にとってGARNET CROWの楽曲は、作りながら変化していくことが多いイメージだったのです。
GARNET CROWらしい曲ではありますが、一致した点が「ファンタジーの中にある毒」。
今思うと、それも「らしさ」なのかなと思ってしまいます。

今回も「クルミ割りとネズミの王様」の内容に触れています。
ご了承の上お進みください。
よろしければ、前回の記事も合わせてお読みくださいね。


前回は、マリーのお見舞いにおじさんがきたところまででした。
おじさんはベッド脇で「硬いクルミのお話」を始めます。


ある国にとても美しい姫が生まれました。
しかし姫は城に住み着くネズミ夫人の呪いにより、醜い姿に変えられてしまいます。
ネズミ夫人は、7人の息子がネズミ捕りの罠にかかり退治されたことを恨んでいたのです。
とても硬いといわれているクルミと、それを割ることができる青年。
これらを見つけ出さなければ、姫は成長と共にどんどん醜くなってしまうのでした。

それから15年後、やっとクルミと青年が見つかりました。
姫の呪いを解いた者には姫と国を与えられる。
王様はそのようなおふれを出していました。
城に来たこの青年に、姫は心惹かれます。

青年が硬いクルミを割り、姫にかけられた呪いは無事解かれました。
喜びに沸く城内です。
そんなさなか、今度はその青年に呪いがかかってしまいました。
呪いを解く儀式により後ろ向きに歩いていた青年は、ネズミ夫人を踏みつけてしまったのです。
ネズミ夫人は死ぬ間際、青年に叫びつけます。
「おまえはもうじき死ぬ。七つの冠をいただいた息子が、私の仕返しをするだろう」と。

醜く不恰好なクルミ割りとなってしまった青年。
姫の呪いを解いたものの、姫からは嫌われ、王様からも城を追い出されてしまいます。
けれど青年の運勢を占うと、星占いにはこのように出ていました。

青年はクルミ割りの役目を立派に務めて王子となり、そして王様となるだろう。
後にネズミの王様となった七つの頭を持ったネズミをその手で退治する。
その上、ある女性が青年の醜さにもかかわらず愛してくれたなら、その不恰好な姿は消え去る。


「これでクルミ割り人形が不恰好な理由が分かっただろう?」と、おじさんは話を終えました。

マリーはおじさんのお話を信じ込みました。
「このクルミ割り人形が、ネズミ夫人に魔法をかけられた青年なのだ」と。
ある夜、マリーの部屋にあのネズミの王様がやって来ました。
クリスマスイブの夜にクルミ割り人形と戦った、7つの頭に7つの王冠をかぶった大ネズミです。
ネズミの王様は、マリーの大切なお菓子の人形を差し出さなければクルミ割り人形を噛み砕くと言います。
クルミ割り人形のため、お菓子を用意したマリー。
次の日、かわいいお菓子の人形はネズミの王様によってめちゃめちゃにされていました。
それでもマリーは、クルミ割り人形を助けられてほっとしたのでした。

ところが次の晩もネズミの王様はやって来ました。
また同じようにお菓子を要求され、マリーは差し出します。
そして同じようにめちゃめちゃにされたのでした。
突然出るようになったネズミを退治しようと、マリーの家族はネズミ捕りを仕掛けることにしました。
「硬いクルミのお話」でネズミ夫人の7人の息子を捕まえた方法です。

三度、ネズミの王様はマリーのもとへ出てきました。
マリーたちが仕掛けたネズミ捕りの罠に引っかからなかったのです。
ネズミの王様は、今度はマリーの絵本も服も全部差し出せと脅します。
マリーはどうしたらよいのか分からなくなりました。
クルミ割り人形を手に取り、すすり泣きながら話しかけます。
すると、手の中が温かくなるではありませんか。
クルミ割り人形は動き出し、口を開きました。
そしてマリーに、ネズミを退治するための剣が欲しいと言うのでした。
マリーは兄からおもちゃの剣をもらい、クルミ割り人形の腰に吊るしてあげます。

その夜、バタバタと音がし、ネズミの鳴き声が聞えてきました。
マリーが跳ね起きると、かすかにドアを叩く音がします。
クルミ割り人形がネズミの王様を倒し、マリーの元へ来たのでした。
そして、感謝の言葉と共に7つの金の冠をマリーに渡しました。
さらに言葉を続けます。
「素晴らしいものをお見せしたい。ついて来て欲しい」と。
大好きなクルミ割り人形に心から感謝されていることがよく分かっていたマリー。
ためらわずにクルミ割り人形について行くことにしました。

入り口は、古い大きな洋服ダンスでした。
はしごを上ると、マリーはまばゆい光に照らされます。
そこは、光の溢れる氷砂糖の牧場でした。
門の上からは素晴らしい音楽が聞えてきます。
マリーはうっとりと聞き惚れながら、クッキーを敷き詰めた道を進んでいきました。
甘い香りのする森では、色とりどりの小枝から金や銀の木の実がぶら下がっています。
オレンジ川、レモネード川を通り、ハチミツクッキーの村、キャンディーの村も通り過ぎました。
クルミ割り人形は都へと足を進めます。・・・


 涙の雫が 伝う手の中で
 ほら 温もり 吹き返す
 予言の 時が訪れ

マリーの危機に、クルミ割り人形はまた動き出します。
そして星占いによる予言の通り、ネズミの王様を倒すのです。

 森へと ri ra ra ra
 door を叩く
 まい散る風 悲痛な(かなしい)叫び(こえ)が
 聞えぬよう 祈りながら
 フラリ フラリ 駆け抜ける

ドアを叩いて、クルミ割り人形がマリーの元へ迎えに来ました。
マリーが連れて行かれた先は、夢のような素晴らしい国です。
けれど、この歌詞から楽しい雰囲気は感じられません。
なぜこのようなもの悲しい歌詞なのか。
物語を読み終えたときに、その答えが少し見えてきた気がしました。
このことについては最後の記事で書くことにしますね。

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